近年の自動車販売動向で最近顕著になってきているのが、普通乗車に関してダウンサイジング化です。特にミニバン、大型セダン、大型RV車から中・小型車や軽自動車へ移行しているのが目立ちます。第二次ベビーブーマー世代の外出機会の減少、第一次ベビーブーマーの定年、友人達とアウトドアへ出掛ける機会の減少など、不必要な大型車は要らなくなってきているという事でしょう。特にリーマンショックや東日本大震災以降、移動の手段としての自動車の有り方が一変し、大きな変化が無ければ今後も加速していくと思われます。ガソリン価格の高止まり、増税、高速道路割引きの廃止などより維持費の掛からない車輌になびくのは、至極当然の事象と言えるでしょう。