1月の車名別新車販売台数において、日産自動車が他メーカーを凌駕し「ノート」、「セレナ」で見事にワンツーフィニッシュとなりました。この快挙は遡ること1984年9月の「サニー」、「ブルーバード」以来、なんと32年4ヵ月ぶりとなる。トヨタのHV車に長らく後塵を拝していたHV・EV車市場で、日産独自の技術「e-POWER」の投入で、潮目が変わってきた感じだ。この「e-POWER」は、今後他の車種にも踏襲されると思われ、今後の同社の車種構成には注目でしょう。また2位に躍進した「セレナ」は、ミニバン初の同一車線での自動運転支援技術「プロパイロット」を搭載、利便性や未来車への入り口という訴求が、購入者の気持ちをくすぐったと思われる。トヨタの中型ミニバン3兄弟「ノア・ヴォクシー・エスクワイア」の販売台数合算が1万3198台と、数では及んでいませんがその差は約2000台に肉薄している。