豪州GM・ホールデンは、オーストラリア国内での自動車生産を10月20日に終了すると明らかにしました。南オーストラリア州エリザベス工場は、1963年の稼働開始以来、54年の自動車生産の歴史に幕を閉じると地元新聞が伝えました。GMホールデンは、豪ドル高、人件費の高騰、一時の原油高を背景に、同国での自動車生産を打ち切る。今後はGM系列からの輸入車販売に移行するが、同工場では10月20日まで主力車種の「COMMODORE」が3万台生産される見通し。15年くらい前までは同国内でGMホールデン、フォード、トヨタ自動車と三つ巴のシェア争いをしていましたが、最近はマツダ自動車やヒュンダイにも抜かれるぐらい低迷している。来年以降どう巻き返していけるか、車種構成に掛かっていると言えるでしょう。