10月30日に本サイトで公表しました通り、トヨタ自動車は26日、ホンダ技研工業の新型フィットハイブリッドで燃費世界一を抜かされたことを受け、12月2日からSMCモデルの発売を開始すると正式に発表しました。SMCアクアは、エンジン内部の摩擦抵抗μを減らすなどによって、燃費を現在の35.4Km/Lからホンダを上回る37.0Km/Lへと向上させ、同時に遮音材の追加により乗り心地のカイゼンも図ったとの事。価格は現在のモデルより1万円ほど高い、170~195万で新型フィットハイブリッド追撃の狼煙を上げます。また軽自動車でもミライースをアルトが35Km/Lで抜き返したりと、燃費競争の激化が止まりません。現在は軽自動車から大衆車のハイブリッドモデルの燃費競争が激化しておりますが、来年以降はミニバン、SUV、RVを始め様々な車種で燃費競争が激化すると思われ、この戦いに勝てなければ市場から逸脱されてしまうかもしれません。一昔前は馬力やトルクといった、パワーを聞いてくるお客さんが多かったのですが、現在は燃費のことをまず訪ねてくるお客さんが、かなり増えてきたそうです。これも時代の流れということでしょうか。

(ブコビッチ)