富士重工業は、主力車種「インプレッサ」を約5年ぶりに全面改良し、10月に販売する。次世代型プラットフォーム及び新デザインコンセプトを採用した第1弾で、総合性能を向上させながら車両価格を現行車と同水準を維持させる。現行モデルは7月にオーダーストップし、新型車の先行受注にシフトする。同車は好調な国内販売を支える主力商品、昨年の販売台数は前年比4%減の4万4024台とモデル末期で販売を減らしたが、登録車販売の約36%を占める屋台骨だ。次期インプレッサに採用する「スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)」は、2025年まで見据えた全車種からEVまで対応する次世代型プラットフォーム。「日本車のみならず、欧州車も超えた感性に響く動的質感を実現した」と豪語している。