EUからの離脱の是非を問う国民投票が近づいて来ているイギリス、離脱した時のデメリットを考えれば普通は答えはNOだと思われます。ただ最近の移民流入による雇用形態の変化や社会保障費の増大を受けて、一筋縄ではいかない可能性が出ています。世論調査では、EU離脱に反対している数が多いですが、実際は蓋を開けて見なければ判らないと思われ、要注意です。実際イギリスポンドは主要国通貨に対してポンド安に動いており、仮にBREXIT国民投票でEU離脱が決まれば(実際には国民投票なので、交渉するかは未だ未定)、EU域内はもちろん世界中がリスクオフに動くと思われます。もしEU離脱賛成派の投票が上回れば、イギリスポンドの暴落は避けられず、イギリス輸出にとって死活問題になる可能性も有るでしょう。当然ポンド暴落となれば、民主党政権下の円高状態と同様の効果から、イギリスから中古自動車を輸入する流れも有り、本邦の中古自動車輸出業界に激震が走ると思います。もちろんその状況下では、リスクオフによる円高が一気呵成に進むと思います。注視すべき案件です。