マツダ自動車は、新世代ディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D」に採用した「ディーゼルエンジン燃焼室構造」の発明が、発明協会主催の「平成28年度全国発明表彰」で最高位の「恩賜発明賞」を受賞したと発表しました。自動車用ディーゼルエンジンで、世界一の低圧縮比14.0を実現し、ディーゼル車としてトップクラスの低燃費、窒素酸化物の後処理装置なしで、厳しい排出ガス規制に適合させるとともに、のびやかな加速を実現させた技術が評価されたとのことだ。同社はリーマンショック以降度重なる増資で、一時は危ぶまれたが、スカイアクティブ技術を信じここまで企業を回復させたのは、称賛に価するでしょう。次は夢の水素ロータリーエンジンをどう改良し、世に送り出すかを見届けたい。