いすゞ自動車は22日、ゼネラルモータース(GM)との次期ピックアップトラックの共同開発を取り止め、単独で開発を進めることでGMと合意したと発表しました。同社によると商品企画の段階で両社の開発コンセプトの違いが明確になった一方、今後の台数増の見通しを踏まえると単独で開発を進める方が合理的と判断。いすゞとGMは現行のピックアップトラックを共同開発し、それぞれの工場で生産している。いすゞは「D-MAX」のモデル名でタイ、中国で生産、今年からはインドで廉価版を生産している。現行モデルの生産・販売規模はいすゞが年間30万台程度に対しGMは数万台に留まっている。次期モデルは全て自社開発ということで、開発コストは上がるが、先日レポートしたマツダへのOEM供給などで、開発費用は賄えるとしている。

(日刊自動車新聞より)