日本自動車工業会が発表した2015年度国内生産実績が、前年度比4.2%減の918万7505台となり、2年連続で前年度を下回った。輸出は円安により増加したものの、国内需要が減少した。国内生産が年度で1000万台を下回ったのは2009年度以降、7年連続となる。乗用車は普通車が前年度4.1%増と2年ぶりの増加となりましたが、小型車が同7.4%減と4年連続で減少となりました。普通車は国内業販が大きく貢献、新型車効果も手伝って増加に転じた。小型車は利幅が薄いため、海外生産の割合が比較的高く、連続マイナスに、軽自動車は需要の先食いのため大きく落ち込んだ。今年度は円高の進行や、国内業販をメーカーが厳しく規制を敷いてきているため、生産・販売共に厳しくなりそうだ。