第二次ベビーブーマー世代のニーズに絶妙にマッチさせ成功を収めた、ホンダ・ステップワゴン、オデッセイから一気呵成にいわゆるミニバン市場と言うものが確立されてきた昨今ですが、15年以上経過した現在少しずつ陰りが見えてきました。少子高齢社会プラス子育て世代の終了時期と重なり、今ミニバン市場は分水嶺に入って来たと言えるかもしれません。大・中型ミニバンから、小型や軽自動車のハイトワゴン系に移行しつつ有り、給料が増加しない中での自然の流れかもしれません。ミニバン市場で生存するには、社運を掛けて開発する必要に迫られてきていると思いますし、ワンノブゼム的なミニバンは、今後どんどん淘汰されていくと思われます。

(ブコビッチ)