ムーディーズインヴェスターズは1日、日本国債の格付けを1段階下げ「A1」に格下げしたと発表。今回の格下げは消費税増税を延期したことやデフレ経済を収束させるのは難しい状況というものだが、消費税の増税は延期という点と経済回復の可能性を鑑みて判断は、「安定的」とした。市場では一時狼狽売りに晒されましたが、フィッチはすでに格下げしてますし、本邦は超が付くほどの債権国ですから金利の急騰などの心配は要らないでしょう。何より日銀が強烈な国債購入を断行しておりますから、低金利(価格上昇)は継続するでしょうし、運転資金を借りるには良い環境下だと思われます。今回の発表は当レポートでお伝えしていた、急激な円安の一端を垣間見たような気が致します。ただ為替市場では一時狼狽売りが出たくらいで、現在は平静を取り戻しております。