ギリシャ総選挙で急進左派連合が勝利し、EUから脱退する可能性も有ると見た国民の間で、銀行から預金を引き出す群集が増加中とのことです。EUから脱退することなった場合、自国通貨は以前のドラクマに戻るわけで、そうなれば通貨ドラクマの暴落は必至、超インフレに備えて自己防衛に走るのも当然の帰結でしょう。ましてや姉妹国でもある南キプロスの預金封鎖を目の当たりにしている訳ですから、恐怖指数が上昇するのも無理は有りません。現在市民は預金を引き出し、外貨、金、銀、ユーロを海外へ送ったり自宅に隠したりと、有りとあらゆる資産防衛策を行なっている最中で、まさにカオス状態ということです。