1992年以来三菱自動車の話題の中心だったランサーエボリューションが、販売開始から22年の年月を経て3月末に生産が終了しました。WRCラリーや峠のチャンピオンとして君臨してきた“ランエボ”が姿を消すのは寂しい限りですが、これも時代の流れという事でしょう。少子高齢社会の顕著化でスポーツカーや大型クロカン等にとって厳しい環境で、新たな対策を講じる必要が有るでしょう。以前も書きましたが、アセアンを中心とした国々は生産年齢人口多く、必然的に消費性向もかなり強いのですが、本邦マーケットでは今後乗用車部門の特化車種構成が必要になるでしょう。大・中型クロカンのディーゼルハイブリッド、小型クロカンのディーゼル投入など地方部やアクティビティ好きなユーザーを取り込むと、安定的な販売を稼げると思われる。廃れてきたと言われるウィンタースポーツが、マックアース(兵庫県)の既存スキー場改革や第二次ベビーブーマー世代の子供ニーズで、緩やかに人気回復しつつ有ります。パジェロiO、Jrクラスの小型RVディーゼル及びディーゼルHV、非常に面白いと思います。