注目を集めていた消費税10%への増税が、2019年10月に再延期されました。消費者からは安堵の声が多数聞かれておりますが、実体経済では、失望感が漂っております。経済原則では消費税増税は、便乗値上げや駆け込み需要を生むのでインフレ経済にシフト出来るのです。更に今回消費税増税を再延期したことは別の側面で、たかだか2%の消費税も上げられないほど日本の経済は悪いのかと取られ、マーケット的には容認出来ないということになります。以前レポートした通り、為替市場は早速反応し円高へ動いてきております。再延期ということは2年半後に増税が待っている訳で、そんな中消費に金が回るはずも無く、このまま円高が進行すればインバウンド需要も見込めず、元の木阿弥状態に戻り結果円高が待っているということになるかもしれません。