好調が続く米国自動車販売ですが、その陰で心配なニュースを一つ案内したいと思います。好調な自動車販売の補助的な役目をしているのが、自動車版サブプライムローン(サブプライムオートローン)で、リーマンショック以降の景気回復を追い風にサブプライムオートローン残高も右肩上がりに上昇しています。このローンは日本のオートローン利率とは比較にならない利率で、更に車輌価格に生活費まで上乗せしてローンを通しているのが現状です。もちろんこのサブプライムオートローンは、証券化され利回りを求める世界中の投資家へ販売されております。現状延滞率はまだ低水準ですが、今後米国がリセッションへ陥った場合に混乱の引き金を引く可能性も有ると思われます。