昨日4月の販売台数が前年同期比で5.5%で落ち着き、想定の範囲内という業界の発表が有った旨をお伝え致しました。しかし3月と4月の販売比率を比較すると、1997年の41.2%減を上回る44.1%減となりやはり耐久財で有る自動車販売の今後の厳しさを露呈した形となりました。2008年9月からの世界同時不況で、スクラップインセンティブ、たび重なるエコカー補助金、エコカー減免税、そして今回の消費増税とかなりの需要を先食いした形で、今後は魅力の有る商品を提供出来なければ、新車販売の伸びは難しいでしょう。裏を返せば市場に出回る下取り車輌が大幅に減少することを意味します。オークションの出品台数が多い今、輸出業者は良質な玉を集めるべきでしょう。