FRBは今月3日に50bpの緊急利下げに踏み切ったばかりだが、新型コロナウイルスで揺れ動く市場で、15日先手を打つ形でなんと100bpの緊急利下げを断行しました。これによりフェデラルファンドレート(FF)レートを、0~0.25%と2008年の金融危機以降12年ぶりに、ゼロ金利政策を取る形となりました。トランプ政権への忖度なのか判りませんが、今回は金融システム危機では無いので、混乱を防ぐ意味合いは無くむしろ逆効果になると個人的に思っています。「手持ちのピストルに弾が少ないのなら、決して安易に撃ってはならない」と思っており、発表後の各種の先物価格の暴落はそれを具現していると思います。