大統領就任以来、選挙中に公約していた案件に矢継ぎ早に取り掛っている。昨日は米国自動車メーカービッグ3との会談が有り、為替操作によるドル高に関して、由々しき事態という認識で一致しました。ラストベルトを含む製造業の復活に当たり、短期的にはドル高は輸出の妨げになる訳で、引き続き為替市場に関しては注視が必要だと思われます。為替操作と言えば、中華圏、日本、EU等が挙げられますが、ドルインデックスに大きく影響するユーロ、円、元が名指しされてと見て良いでしょう。ドル円に関して、日銀の量的質的金融緩和、特に長短金利操作付きイールドカーブコントロールによる、一方的な円安ドル高に関して激高する可能性があると見ています。現在日米首脳会談を模索しておりますが、その条件として米国は、麻生副総理兼財務大臣を同行させるように、米国から要請しています。そういう意味でも初めて公式に行われる日米首脳会談は、今後4年ないし8年を占う大変重要な会談になると個人的に思っております。