経済産業省が来年4月から導入を予定している新エコカー減税が14日明らかになりました。エコカー減税の免税対象車は、3回目の車検まで自動車重量税を免税、購入翌年度の自動車税も免税(現在は50%軽減)とし、現行の減税車種も減税率や期間の延長、自動車取得税を消費税増税3%分に相当する一律3%の引き下げを念頭に、政府や税収減を嫌がる抵抗勢力の財務省と議論を交わす事となります。 減税率の拡充は、75%減税車⇒85%減税、50%減税車⇒70%減税に。軽自動車・営業車は一律3%の引き下げという事で実質免税になりますが、消費税が3%増税という事で、税負担は変わりません。ただ取得税だけに関しては、免税対象車が増税になるという不公平是正のため、重量税の減税幅・期間の拡充を実施するという事で、その穴埋めをするという事で有ります。現行の免税対象車は、2回目の車検時の重量税が50%減税になっておりますが、それが3回目のまで重量税が免税になり実質7年間は重量税対象外となります。同時並行で75%・50%減税車も購入から3回目の車検まで軽減税率を適応させるという案という事です。何度もレポートして参りましたが、第一次・第二次ベビーブーマーがハイブリッドや軽自動車へ移行するケースがかなり多いため、来年以降のハイブリッド戦争の激化は否めないでしょう。

(ブコビッチ)