為替相場で円高に歯止めが掛かりません。昨晩のNY市場ではとうとう節目の110円割れとなってしまいました。急激な円高には必要な措置を講ずると内閣が発表していますが、口先介入がどこまで通じるか微妙な状況です。昨年夏に円安終了の可能性をレポートして以来すでに10%以上の円高となっています。為替市場は動き出すと一方向に動く特性を持っており、黒田バズーカー第2弾で急激な円安に動いたため商いの薄い真空地帯が有り、109円前後割ってくるとスルスル円高が加速しますから要注意です。年初から円高が進み、日銀のマイナス金利政策が円高の引き金を引いたと見て良いでしょう。今年はイギリスのEU離脱「BREXIT」が控えていますから、場合によっては100円割れは覚悟すべきだと思われます。