新型コロナウイルスが世界中で本格化した3月以降、輸出先でのロックダウンやソフトロックダウンにより、自動車輸出が事実上ストップしている仕向け地が増加中です。そんな中、各船社が苦肉の策として配船サービスの間引きや仕向け地変更を開始しており、今後はブッキングをする際、前以って船積み予定を船社並びにブッキング先へ伝える必要が有ると思われます。最低積み荷台数に達しなかった場合は、抜港も今後はかなり増加するでしょう。本邦の場合本船が入港する際に、入港料、トン税、特別トン税を支払う必要が有り(国ごとで相違)、少ない貨物のために入港するのは実質難しい。今後各船社は文字通り、まさに難しい舵取りを迫られそうだ。