マツダ自動車は26日、ディーゼルエンジンのノック音を低減する技術「ナチュラルサウンドスムーザー」が、第14回新機械振興賞の「経済産業大臣賞」を受賞したと発表しました。ディーゼルエンジン特有の振動を、機械的な構造の工夫だけで大幅に抑制したことが評価された形に。同社はディーゼルエンジンノッキング音の発生メカニズムを独自の測定機構で探求した結果、ディーゼル燃焼時にコネクティング・ロッド(通称コンロッド)の伸縮に伴って発生する振動が原因であることを突き止めた。その共振周波数(3.5KHz)をターゲットにしたナチュラルサウンドスムーザー(動吸振器)をピストンに内蔵させることで、コンロッドの伸縮共振を効率的に抑制することに成功し、現在の「スカイアクティブ-D」に搭載されているのである。不可能を可能にしたマツダ自動車のディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D」、素晴らしい技術だと思います。