米国調査会社オートデータの5月の米国新車販売は、前年同月比0.5%減の151万9175台と、5ヵ月連続で前年割れとなりました。SUVやライトトラック市場は比較的堅調だったが、セダン等の販売が大きく落ち込み全体の販売台数を押し下げた形に。米国西海岸のレポートによると、地代が上昇し続けているにも係らず自動車販売が低迷しつつ有り、今後の戦略を見直す段階に来ていると話す。都市部等の好立地の場所は地代が、さらに完全雇用状態の米国で人件費がスルスルと上昇するなど、固定費だけが上昇し今までのような状況は難しいだろうと、現地ディーラーの経営者は嘆く。今後のFRBの金利正常化やバランスシートの縮小で、金利が右肩上がりになれば、薄氷を履むが如しの生活を強いられる人々が増加すると思われる。