昨日から行われている日銀金融政策決定会合ですが、本日15:00過ぎに黒田日銀総裁の記者会見が予定されております。今回就任1年を経過しての記者会見ですから、何らかの発表が有るかもしれません。しかし市場関係者の大多数は、金融緩和に関して特段発表が無いという意見が趨勢を占めております。ここ2週間の相場偏重を見る限り、金融緩和で恩恵を受けるであろうセクターの株価やETFが買われてきておりましたが、もし本日特段の発表がなされなかった場合株式市場の大幅下落、一時的な円高へと推移するものと思います。ただ円高に関して、最近の経常収支が赤字のため実需のドル需要が有りますので、あくまで一時的な円高だと思います。今週は為替相場に関してボラティリティの高い変動になるかもしれません。いずれにしろ本日の黒田総裁の発言は要注目と言えるでしょう。