米国を除く世界景気懸念という表向きのお題目の影響で下落が続く原油先物価格ですが、当レポート通り需要が落ち着く春先から40ドル割れを示唆するレポートが投資銀行から出ております。5年9ヶ月ぶりの安値となっている原油先物価格、今後は前日レポートした通り大口の長期契約が出てこない限り下げ止まる可能性は少ないかもしれません。原油のみならず商品価格も冴えず、商品価格全体の動きを示すCRB指数も220ポイントと、リーマンショック以降に付けた211ポイントにまで下落しております。今後世界的な景気の停滞が続くとすると、ITバブル崩壊後の水準にまで下落する可能性も否めません。