上場している自動車メーカー10社の4~9月期(上期)の連結決算が出揃い、その内5社が過去最高益を更新致しました。消費増税の反動減で苦戦している国内市場を尻目に、順調な売り上げを見せている北米市場で好調な販売を見せているトヨタ、日産、富士重工、マツダ等は為替が円安に振れたのも大きく寄与しました。一方ダイハツは、国内市場が低迷を見せているうえ、新興国での販売が伸びてはおりますが新興国通貨が思ったほど円安に振れず、大幅な減益となりました。特に地方ではリーマンショック以降、度重なるインセンティブ政策による特需と、4月からの消費税増税前の駆け込み特需により需要が急激に減少しており、今後も国内市場は新型車効果、事故抑制機能付帯車の保険料値引き、インセンティブ等が出なければ、需要の停滞は続くかもしれません。