三菱重工業の燃費偽装事件の影響で、自動車部品メーカーの安藤工業所が経営破綻したと、東京商工リサーチが21日に発表しました。三菱自動車やスズキの燃費偽装事件以降、サプライヤーが破綻したのはこれが初めてとなる。安藤工業所は三菱自動車向けの座席用フレーム溶接加工などを手掛けてきたが、長引く生産停止の影響を受けて20日までに事業を停止し、破産手続きを申請しました。同社は売り上げ構成比の8割を三菱自動車で占めており、一連の問題で部品の納入停止を余儀なくされ業績が大幅に悪化した。事業継続に向けて他の取引先を模索したが、資金繰りの目途が立たず事業の継続を断念した模様。トリクルダウンなんて全くの夢物語で、いつの時代も末端はしわ寄せしか来ないのである。しかしマイナス金利下で、自治体や銀行はこういう企業を助けないのだろうか?