日産自動車とルノーは29日、中国の自動車大手、東風汽車集団と中国向け電気自動車(EV)を共同開発する合弁会社を新設すると発表しました。開発するEVは東風汽車の工場で2019年に生産を始め、3社それぞれのブランドで販売、EV市場が急速に拡大する中国での販売増を目指す狙い。日産と東風の合弁は2社目で、中国でのEVは既存の合弁会社が独自ブランドで販売しているが、日産ブランドでの投入は初めてとなる。新会社は湖北省に拠点を置き、ルノー・日産連合の小型SUV(スポーツ用多目的車)向けのプラットフォームを活用し、開発を効率化させる。生産には東風の工場を活用してコストを抑える。ルノー・日産のカルロス・ゴーン会長は「中国市場向けに競争力あるEVを開発する」とのコメントを発表。中国での新排ガス規制を睨み、自動車メーカー各社動き出してきているが、EVのパイオニアである日産・ルノーがいよいよ臨戦態勢を整えてきた。

(一部時事通信社より)