三菱レイヨンは、ドイツSGLグループのSGLカーボンファイバーを買収すると発表しました。三菱レイヨン米国子会社の三菱レイヨン・カーボンファイバー&コンポジッツがSGLグループからSCFの全株式を取得し、4月を目途の完全子会社化する。買収によって同社の炭素繊維製造能力が年間1千トン以上増加、米国及び大竹事業所で年間3千トンの生産能力増強を見込んでおり、グループ全体の年間生産能力は年内に現在より4200トン増の1万4300トンに増加する。航空機を始め需要の伸びが著しい炭素繊維、個人的には収益が見込める電車などに今後利用されると見ており、軽量化が必要な収益性の高い製品への需要はこの先も拡大すると思われます。