あまり注目されていなかった日銀金融政策決定会合が2日に渡って開催され、結果はマイナス金利、長短金利操作付き量的・質的金融緩和、一部の上場企業に対して行う利益供与付き株式ETF買付け6兆円を継続する、という現状維持となりました。上記の結果は判り切ったことで、問題はこの後開かれる黒田日銀総裁による会見でしょう。特に長期金利が足元で世界中急上昇しており、本邦の長期金利もじわじわと上昇していることをどう見るか、発言を待ちたいと思います。景気判断は「輸出が持ち直している、緩やかな回復基調が続いている」との文言を入れて、若干の上方修正を致しました。