現在オーストラリアで生産しているメーカーの撤退により、今後数年で中古自動車の輸入解禁に向かうと噂されている同国市場。現在政府は14年ぶりに自動車基準法の改正を行う方針で、現在パブリックコメントを募集中です。同法改正の一環として、中古車の輸入規制緩和の方針を打ち出しておりますが、これが実施されればアジア諸国から70万台の中古車が輸入される見通しとなっております。これは本邦から輸出される中古車台数の半分以上を占める巨大マーケットが、突如出現するインパクトを持つ。ただ識者の中には、中古車の輸出を解禁した場合に盗難車、金融車が大量に輸入される可能性を示唆しており、今後も慎重に事を運ぶべきだという声が根強いのも事実。お隣ニュージーランドでも、アジアから盗難車が流入を続けており、同様の警鐘を鳴らしております。今後数年内に方向性が示されるでしょうが、まだまだ紆余曲折有りそうです。