注目されていた中国財新発表のPMI(購買担当者景気指数)ですが、49.2と前月より悪化で15ヶ月連続で好不調の境目である50割れとなりました。昨年3月~5月には根拠無き熱狂の株式市場と言われ上昇し続けておりましたが、今は中国経済の動向を映しているのかもしれません。ただ圧倒的な貿易黒字国で外貨準備高も高いですから、今すぐどうのこうのという感じでは無いでしょうが、肝は今資金が流れている不動産市況やコモディティ価格が更なる悪化を見せた時が、臨界点かもしれません。また尖閣問題や南シナ海で展開している九段線問題で、米国と衝突することになれば米国債売却をちらつかせた交渉になるかもしれず、新たな火種として震撼させるでしょう。