原油先物価格を始め、商品市況全般の先物価格が下落しているなか、世界の海運業界の輸送状況を示す、バルチックドライ海運指数(BADI)が28年前の暴落状態となっております。船舶で物資などを輸送するために必要な、原油価格が暴落していることも影響していると思いますが、それにても酷い下げ率となっています。本日の数値は577ポイントと2008年5月の11440ポイントが遥か霞んで見える状況に。もちろん船舶の供給過多も要因では有りますが、やはり世界的に景気が冴えない経済状況を映しているのかもしれません。イエレン議長が、前回のFOMC会議後に利上げ実施する時期を明示する際に、世界の景気動向を考慮に入れると発言したのも頷けます。