自工会が30日に発表した10月の輸出実績は、前年同月比3.8%増の41万6472台となり、2ヶ月連続で前年同月比を上回り、国内の低迷分を補った。欧州が14ヵ月ぶり、アジアが好調なシンガポールを中心に9ヵ月ぶりの増加が寄与した形。地域別では、欧州向けがフランス・イギリス・ドイツが牽引し17.2%増、アジアはシンガポール・フィリピンが牽引し2.6%増、北米はSUVを中心に2.7%増、中近東は3.6%増、南米は1.2%増となりました。反対に資源価格下落や対ドルの大幅下落により、アフリカ諸国は27.3%減と4ヵ月連続の大幅な落ち込みとなりました。ただ資源安、特に原油がさらに下落すると、産油国経済が厳しくなり、中近東諸国向けの輸出は厳しくなる可能性も有ると思います。