円安の恒常化により訪日外国人の数が、月を追うごとに増加しております。2020年に東京オリンピック開催が決定しておりますが、旅行者にとってオリンピック期間中はホテル宿泊が困難になりますし、様々な場所でブッキングが困難になります。そういう理由からオリンピックが開催されるまでが、インバウンド市場が活性化する時期なのです。現在はアベノミクスや日銀の量的質的金融緩和の影響で円安に振れており、訪日旅行者にとってまさに絶好の機会が訪れているということになります。一部マスコミや、ネット系情報サイトで円安の負の側面ばかり強調して報道しているのが非常に目立ちますが、東京オリンピックをきっかけとして観光産業をさらにアピール出来れば、さらに観光客を誘致出来るでしょうし、その旅行者が落とすお金は決して無視出来ないと気付くでしょう。お土産、家電製品のみならず、様々な場所への移動、食事、施設利用、公共交通、宿泊施設など枚挙に暇が有りません。必然的に矮小化する国内マーケットを活性化するために、日本国民はもう少し旅行者の重要性を認識すべきだと思います。