トヨタ自動車は2017年に投入する主力車種、「カムリ」にTNGAを含むトヨタ初の技術を多用し、現在アル・ヴェルで採用されている次世代型エンジン「AR型」エンジンと次世代型8速自動変速機(AT)を搭載することを決めました。本邦では、昨今の中型セダン離れの影響をこのカムリも受けておりますが、同社は商品力向上とコスト低減を両立するTNGAコンセプトを全面改良し、世界戦略モデルとして、本邦市場での復権を目指す。次世代「AR型」エンジンは、NA(自然吸気)、HV(ハイブリッド)、過給技術に対応するマルチエンジン。これにこれまでレクサスシリーズ等の上級モデルに採用されている、8速ATを採用するという力の入れようだ。北米や豪州で人気の有る「カムリ」の改良は、本邦のみならず海外からも注目が集まっております。

(一部日刊自動車新聞)