アベノミクス政権誕生以降外国為替市場において、日銀の後ろ盾も手伝い対ドルで50%もの円安ドル高が進行しております。先日のレポートで115~120円のボックス相場とお伝え致しましたが、今週に関してはFOMC会議発表後の会見(28日夜)次第では、上へも下へも振れやすい局面なので要注意だと思います。FRBが世界景気の影響で米国経済の足元の状況が不安定だと判断し、金利引き上げ時期をづらすような事になれば、リスクオフの流れで円高に振れる可能性が有ると思われます。日銀の質的・量的緩和第二段の影響により為替市場で、110円~115円に掛けて真空地帯を一気に駆け上がった経緯が有りますので、一気に115円を割るような状況に陥れば逆に真空状態を落ちていく可能性も有るのを、踏まえておく必要が有るでしょう。