トヨタ自動車は30日、ブラジルでの戦略車「エティオス」を生産する、ソロカバ工場の生産能力を2016年初頭までに50%高め、現在の生産体制7万4千台から10万8千台へと引き上げる予定。投資金額は45億円で、溶接工程を追加するほか、組み立てラインの延長を図る。現地ブラジルでは、「エティオス」の販売が順調に推移しており、更なる販売拡大に向けて対応していくとのこと。ソロカバ工場は2012年9月に稼動し、同国のみならずアルゼンチンやウルグアイ等の南米エリアにも輸出しており、今後も輸出先と輸出量を増加させる。「エティオス」の2014年度の販売実績は、対前年比21%増の、8万5千台に伸長して工場の生産余力が無くなってきていたための策ということです。

 「エティオス」(ギリシャ語の精神・理念を意味するエトスの造語)は、インドでも生産されていますがブラジル仕様は、1.3リッター(1NR-FBE)、1.5リッター(2NR-FBE)のフレックス燃料車となっています。フレックス燃料とは、ガソリンの他メタノールやエタノール等の1種類以上の燃料を混合して走行が出来る車輌で、バイオ燃料生産が盛んな国で一般的となっています。