今年に入ってイベントドリブンと呼ばれるイベントごとに売買を仕掛ける手法が、欧米のヘッジファンドを中心に仕掛けられてきております。顕著なイベントは以前は米国雇用統計でしたが、現在はHSBC発表の中国PMI、日銀金融政策決定会合が主に狙われており、今月もその動きが徐々に加速しております。来週20日・21日に行われる金融政策決定会合で、更なる金融緩和を見越しポジションの積み増しをしております。よって今回も21日黒田総裁の発表如何によっては、昨年のSell in May and go away.の状況に陥る可能性も有りますので、株式投資をされている方はマーケットの動向に注視すべきだと思います。逆に緩和されることになれば、円安・株高に動きますので輸出業者の為替換金にも影響を及ぼすかもしれません。ただ為替に関しては、原発停止によるエネルギーの潜在的需要が有りますので、よほどの経済の混乱がない限り、過度な円高はしばらく無いかもしれません。