消費税増税が先送りされたことで、車体課税の見直し案が決まりました。エコカー減免税の基準は4月から厳しくなりますが、昨年4月以降の消費税増税の反動減を緩和するため旧基準車種の減税を継続するほか、軽自動車に新たに「グリーン化特例」が創設されることとなりました。 新たなエコカー減免税基準(取得税・重量税)はこれまでの2015年度燃費基準から2020年度基準に切り替える予定ですが、新車販売を下支えするため2015年度基準を5~10%超過達成した新車も減税対象とするとのこと。

《2015年4月からの取得税》

EV・PHV・CD ⇒ 免税

2020年度基準+20% ⇒ 免税

2020年度基準+10% ⇒ 80%減税

2020年度基準達成車⇒ 60%減税

2015年度基準+10% ⇒ 40%減税

2015年度基準+5% ⇒ 20%減税

《2015年4月からの自動車重量税》

EV・PHV・CD ⇒ 初回・2回目の車検 ⇒ 免税

2020年度基準+20% ⇒ 初回・2回目の車検 ⇒ 免税

2020年度基準+10% ⇒ 75%減税 (以下初回車検時)

2020年度基準達成車⇒ 50%減税

2015年度基準+5% ⇒ 25%減税

《2015年4月からの軽自動車税⇒1年間の時限措置》

EV・PHV ⇒ 75%減税

2020年度基準+20% ⇒ 50%減税

2020年度基準達成車⇒ 25%減税

今回の車体課税の変更に伴い、一部車種では税負担が増加するものも有るため、昨年ほどでは有りませんが駆け込み登録が発生するものと思われます。