ユーロ危機の引き金ともなったギリシャ国債が、とうとう金融市場での売買を開始致します。今回は5年物国債で20億ユーロ(2,800億円)を市場で調達するとのことですが、最近新興国、特にBRICs(除インド)からの資金還流の新たな行き先として旧PIIGS諸国の債券投資が復活しており、今回のギリシャ国債も順調に入札されるとの見込みです。ギリシャ自体は失業率25%前後、若年層に至っては6割弱が失業し国内経済はまだまだ弱いですが、今回の金融市場での資金調達復活は久しぶりに明るいニュースと言えるでしょう。