外国人投資家の追加緩和期待で先月末から投資資金が積みあがっていた為替市場と本邦株式市場でしたが、日銀黒田総裁のKYな会見により見事な売り仕掛けをされた本邦マーケット。追加緩和で恩恵を受けるであろう銘柄のしつような買いが入っていたので嫌な予感がしましたが、予想は見事的中絶好の売り仕掛け材料を提供してしまったのでした。大方の市場関係者は追加緩和は無いと見てはいたのですが、完全なゼロ回答とオペが順調に推移していることを強調した場合に、その後のマーケットでどのような反応が有るか、総裁なら解かって然るべきだったと思います。結局予想通り円買い・ドル売り、日本株売りとただでさえ増税後の景気落ち込み懸念が心配されているところにトリプルパンチとなってしまった。株式市場が4日連続で大荒れになっているのは、特別清算指数日が近いからでしょうが、今回の会見は火に油を注いでしまった形となりました。