三菱自動車は2015年度社長会において、今後国内新車販売の考え方として三つのシフトを説明しました。軽自動車から登録車への注力、セダンからSUV、ガソリンエンジンからEVとクリーンディーゼル、といったシフトである。一昨年から私が株主として、さんざん提言していた方向性へようやくシフトするというニュースを聞いて、個人的には嬉しく思っております。ここ最近は軽自動車の一本足打法といっても過言では無い状況でしたので、若干遅きに帰したところは有りますが、会社として英断だと思います。当コラムで何度も書きましたが、大中小型SUV・RV車、それに付随するEV、ディーゼル&ディーゼルHV(含む小型ディーゼル)を開発させる事で、北米、新興国、中南米、アフリカ、中近東、そして本邦のレジャー志向の強いユーザーや地方ユーザーに訴求出来ると思っています。社運を賭して開発を急ぐことを期待している今日この頃です。