富士重工業は、2018年に発売するプラグインHV車(PHV)のモーターでの走行距離を50キロメートル以上に設定しました。トヨタハイブリッドシステム(THS)をベースに、水平対向エンジンに合わせて専用開発し、新型プラットフォーム採用車に搭載する。まずは2018年から北米カリフォルニア州で規制が強化される「ZEV規制」に対応すべく、北米その後欧州や中国など環境規制が厳しくなるエリアに投入する予定だ。同社は現在、THSを用いたHV車を「インプレッサ」や「XV」に設定しているが、HV専用に水平対向エンジンやモーター内蔵CVTは専用設計となっている。PHVはトヨタの「プリウスPHV」のノウハウを活用するとともに、電動化を前提とした新型プラットフォームと組み合わせることで、モーター走行50キロメートル以上を実現させる。また同社はPHVに続き、2021年には独自開発のEVを市場投入する予定。