変速機メーカー大手のジャトコは、ステップ式ATとCVTのグローバル累計生産台数が3月末時点で1億台を突破したと発表しました。内訳はステップ式ATが約6500万台、CVTが約3500万台と1967年にステップ式AT生産を開始して以来50年で達成したことになる。ステップ式ATは1967年に日産の「ダットサン サニー1000」向けにFR用3速AT「3N71」の生産を開始、1989年には世界初となる電子制御FR用5速ATを量産化、ステップ式ATの多段化が加速する礎を築いた。その後FF用6速AT、FR用7速AT、FRハイブリッド車用7速AT等を生産し続けている。CVTは1997年、日産「プリメーラ」向けに世界初の2リッタークラス金属ベルト式CVT「F06A」の量産化に成功。2004年投入の中型FF用CVT「JF011E」は累計生産が1300万台、2009年に軽自動車・小型車用に投入した世界初の副変速機付きCVT「ジャトコCVT7」は累計生産1100万台を達成。CVT変速機は現在、2005年にメキシコ、2009年に中国、2013年にタイでそれぞれ生産を開始、海外累計生産は1400万台を超えている。(日刊自動車新聞より)