昨日の日銀金融政策決定会合で、先日レポートした通り現状維持となりました。為替市場はこれまたレポート通り即座に反応し103円半ばまで円買いドル売りが進みました。麻生大臣は盛んに円高けん制発言をしておりますが、為替市場はどこ吹く風で円買いを止めません。もはや口先介入は全く効果を見せておらず、それもそのはず今年4月29日に日本・中国・台湾・韓国・ドイツを名指しで為替操作国として監視リスト入りさせられたのが大きいでしょう。今後無秩序な為替の変動に対しては断固たる措置を講ずると発言しておりますが、すぐさま今の為替動向は秩序だっているとすぐさま応戦されており、円高がすぐに収まるとは到底思えません。特に来週23~24日に掛けての英国BREXIT国民投票は、特に注意が必要でしょう。