三菱ふそうトラック・バスは、2018年にも小型トラック「キャンター」ベースのEVトラックを商品化する。2016年9月にドイツハノーバーで開催される国際商用車ショーに次世代のコンセプトトラックを出展、2017年の東京モーターショーに市販を想定した試作車を出品する。三菱ふそうは現在、日欧で「キャンター E-セル」の実証実験を実施しており、充電1回当たり100キロ以上の走行を実現させている。小型トラックは荷物の集配、ゴミの収集、道路のメンテナンスなど近距離用途向けになるが、ネックの低価格化に向けてダイムラーグループの乗用車との部品共有化やインホイールモーターの採用などを検討しながら次世代トラックの仕様を決定する。

(日刊自動車新聞より)