GMが揺れている。つい先日大量リコールを発表しましたが、実際は開発段階の2001年の開発段階ですでに把握していたと露呈されました。イグニッションスイッチの不具合による突発性エンジン停止、衝突時のエアバックの不作動等によりすでに31件・12人の関連死が確認されました。これを重く見た米国運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が調査に乗り出し、米国議会も公聴会を開く等波紋が広がっております。今回の件でリコール対象車は650万台にも上り、リーマンショック後順調に回復してきたGMに影を落としそうです。本邦でも三菱自動車が同様の件で永らく停滞を余儀なくされた事から、関係者の間では情報が錯綜しており、誠意有る対応に終始して欲しいとの声が上がっております。トヨタ自動車、VWグループ、GMと世界販売1,000万台を目指し凌ぎを削って来たビッグ3の一角であるGMが凋落してしまうのか、今まさに正念場を迎えております。