使われることの無い死に金が溜まり続けています。アベノミクス以降企業・個人の金融資産が増加していますが、その大部分が使われずに眠っています。6月末時点で、家計の現・預金で900兆円弱、企業も250兆円弱もの大金が、使われること無く銀行や無機質な金庫に眠っています。日銀の号令でインフレ率2%に持っていくべく様々な対策・政策を実施しましたが、「笛吹けど踊らず」、しまいには政府にまで梯子を外される始末になっています。原油安等の資源安で物価目標が達成出来ないというと思われますが、少子高齢社会がすでに始まっている現在、日本はお金を使わない社会になっているのです。そんな中バブル崩壊も見てきたし、リーマンショックも見てきたし、はたまた東日本大震災も経験した訳で、そんなに急に人の心は変わりません。「金は天下の回り物」とはよく言ったもの、お金が回らねければ経済が活性化する訳が有りません。金融緩和をするなら、人が、特にしこたま貯めている高齢者や大手企業にお金を使いたくなるような政策を遅滞無く打つべきでしょう。あの世までお金は持っていけないのですから。。。