村上開明堂は、自動車メーカーが市場投入する予定の量産車向けに、業界初となる特殊ミラー素子採用の電子ルームミラーを受注したと発表しました。今回受注したのは、従来のルームミラーとカメラモニター機能を必要に応じて切り替えが可能になる、電子ルームミラー「ハイブリッド・インナーミラー」で、独自開発の特殊ミラー素子を採用し、高い視認性を確保しつつ省電力を実現させている。この「ハイブリッド・インナーミラー」は、車載カメラで撮影した後方画像を室内に投影するので、既存のルームミラーと比べて死角が減り、夜間でも鮮明な画像を投影出来る。中・大型商用車、ミニバン、SUV等々、将来的に必須アイテムになると思われる。実際日産のミニバン、トヨタのハイエースやアルファード・ヴェルファイア等で、「ディジタルインナーミラー」に対する評価は高い。受注した商品は今後同社国内工場で生産する予定となっており、トヨタ、日産、ホンダを主に納入される予定。